放射線治療(10回目/全16回)
いつもは13:00予約だが、この回は先の用事の都合で15:00にしてもらっていた。
10回目になるが、眼鏡を外してぼんやりなうえ、マスクもあって先生の顔などは全く覚えられない。雰囲気と声としゃべり方で、会ったことない先生のような、そうでもないような。
なんとなく準備や設定に時間がかかったような。時間が変わると前後の患者さんの都合もあるとか?
本格的に赤みが出てきた。ほてって熱も持っているが、問診票に書かれているとおり。
問診票の5~10回目「照射によって起きてくる変化」に書かれていること
徐々に放射線があたっている範囲の汗や皮脂が出なくなってきます。体を動かしたり、入浴したりして身体が温まると、汗がでないなめに放射線があたっている範囲がほてりやすくなります。ほてりが気になるときは冷やしていただいて大丈夫です。また、乾燥が気になるときは刺激が少ないオイル(ベビーオイル等)や保湿剤を使用してもかまいませんが、照射前2~3時間は塗らないようにしてください。(皮膚炎が強く出ることがあります。)
照射している範囲が真っ赤。
あと6回。1週間を切った。
放射線治療(11回目/全16回)
あとの用事の都合で、初めてコンタクトレンズで。
治療中は、脱衣かごに眼鏡も置くので、今までほとんど何も見えなかったが、この日は周りの細かいものが目に入る。
台に寝ると、そのまま先生が照射位置を合わしてしまうので、全く身動きができない。
周りに放たれているレーザーがどこにどうなっているのか気にはなっていた。
照射が終わった瞬間なら見れるかもしれないと突然思い付く。
4回終わった瞬間に首だけ起こして自分の体を見てみた。
ちょうど左乳房上にグリーンのレーザーが縦横クロスしていた。左右や足元にある赤いレーザーはどこにいっているのか。
「どうかしましたか?!」
先生が慌て気味で部屋に戻ってきた。
事情を話したら「いつもと違って終わってすぐに動かれたので何かあったかと思いました。」と苦笑された。
右胸に置いている呼吸位置マークを撮るモニターは足元にあった。
照射後、週1回の診察。いろいろと出ている副反応は想定の範囲内レベルで心配ないとのこと。
あと5回。
放射線治療(12回目/全16回)
研修生か新任の方か、「今日は説明をしながら行わせて頂いてよろしいでしょうか。」
もちろんどうぞどうぞ、私の治療で少しでもお役に立てることがあるのなら。
「横で色々言ってますがすみません。」
機械を合わせたらあとは台のほうで調整する、的なことを説明されていた以外は、聞こえても全く理解できず(笑)。
問診票の11~13回目「照射によって起きてくる変化」に書かれていること
徐々に放射線があたっている範囲が赤くなってきます。回数を重ねるにつれて、少しずつ赤みが増して、少しヒリヒリしたり、かゆみが出てくることがあります。照射による皮膚炎でかゆみがつらいときは医師から塗り薬を処方しますので、診察のときに伝えてください。塗り薬を使うと、ヒリヒリやかゆみなどの症状が和らぎます。脇や乳頭の部分は一番症状の出やすい場所です。塗り薬を使用する場合は治療前2-3時間は塗らないようにしてください。(皮膚炎が強く出ることがあります。)
塗り薬を早めにもらったからか、肌のヒリヒリはまだ感じてないが、ザラ付いて毛穴の黒ずみがでてきた。
あと4回。
放射線治療(13回目/全16回)
放射線が終わったら、5週間ぶりの乳腺外科の予約が入っていた。
翌週に放射線治療が終わるので、経過と次のホルモン治療についてだった。
あと3回。
放射線治療(14回目/全16回)
問診票にある「照射によって起きてくる変化」は、ほぼもれなく起きている。
問診票の14回目「照射によって起きてくる変化」に書かれていること
皮膚は赤くなるだけでなく、毛穴が茶色くポツポツ目立ってくることがありますが、照射終了後、時間と共に取れていきます。
来週にあと、2回。
放射線治療(15回目/全16回)
検査や診察も合わせると、もう20回ほど通っている廊下。
放射線腫瘍科のドア手前の壁にパネルのようなものが3つ設置されていることに初めて気がついた。
左は酸素、右は空気。
真ん中の「笑気」って?
枠には放射線腫瘍科と核医学検査部と記してあり、
異常時にはカバーを外しレバーを手前に引いてください関係者以外は絶対に手を触れないでください
笑気(NITROUS OXIDE)
亜酸化窒素のことで、酸素と混合して麻酔に使われるガス。脱法ドラッグとして広まり、事件、事故もあったりで2015年9月に指定薬物になる。
そんなような事件はあったような気もするが、「笑気ガス」なんて知らなかった。
そのガスが通ってる管があるとは、さすが大病院。
放射線治療は、とうとう最後を残すのみ。
放射線治療 最終日(16回目/全16回)
最終日。
特に何も特別なことはなく。
もちろん、マーキングの書き足しはなかった。肌が炎症を起こしているので、擦ったりして無理に消さないようにとのこと。
残り4回の照射は心の中でカウントダウン。
終わってから診察。皮膚の症状も想定内の範囲とのことで問題なし。
ここから2週間ほどが皮膚炎症状のピークらしい。
確かに2~3日前からかゆみが増している。寝ている間に掻いたりしそう。
この期間のしっかりしたケアが重要だそうで、追加で保湿剤(ヒルドイド)を多めに処方してもらう。
問診票の15回目「照射によって起きてくる変化」に書かれていること
放射線があたった乳房は全体的に張ったようになり、少し硬くなってきます。硬さは終了後1、2年かけて徐々に軟らかくなってきます。
問診票の16回目「照射によって起きてくる変化」に書かれていること
照射終了後2、3日から1週間が皮膚炎のピークです。終わってから赤みが強くなったり、ひりひりやかゆみを増すことがあります。終了後も次の診察までは放射線があたった範囲は擦らず、治療中と同じように手で洗ってください。
翌々週にその経過を確認する診察予約を入れた。
硬さは1~2年で取れ、肌は赤みが日焼けのように茶色くなり2~3年かけて色が取れてくるらしいが、完全には回復しないこともあるそう。
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