乳がん治療ノート

乳がんだった

2020年6月16日、初めて投稿した記事。

2020年10月16日、追記で更新。

市の乳がん検診のマンモグラフィーで、悪性を否定できず

3月初旬、市の一般健康診断と一緒にマンモグラフィー検診を受けた。

4月初旬に検査結果、右乳にしこりらしきものがあるとのこと。

検診記録票の読影判定欄

  1. 異常なし
  2. 良性
  3. 悪性を否定できず
  4. 悪性の疑い
  5. 悪性


「3.悪性を否定できず」に○印が。

後日にエコー検査を受けることになった。

エコー検査(超音波検査)で、逆の左乳房にしこり発見

5月初旬、再検査でエコー検査。

マンモグラフィーで写った右のしこりは問題のない嚢胞(のうほう)というものだった。

ついでにということでもないとは思うが、左も診てもらったら、なんと、小さな3〜7mmのしこりが3つも。

そのまま細胞搾取して検査することになった。

コア針生検 ×→マンモトーム (穿刺吸引細胞診)

マンモトームではなくて、コア針生検だったようで。

太い針で組織の塊をくりぬくように取りだすのは同様。

コア針生検を3ヶ所

先に局部麻酔の注射。

「はーいチクッとしますよー。」

麻酔が効くまで待つ。

エコーで確認しながら、太っとい注射針のついた器具で疑いのある組織を吸い出して採取する。

「バチッと大きな音がしますからねー。」

痛いのは麻酔注射だけだが、これをあと2ヶ所もやるのか、と結構キツかった。

「ちゃんと取れましたからねー。」

先生が小瓶を振りながら目の前にかざす。

白い糸ミミズみたいなものが水の中で揺れていた。

針生検後の内出血について

どうも1ヶ所で内出血したらしく、痣が取れるのに2週間くらいかかるとのこと。

帰って見てみたら、針穴の周りの皮膚が真っ緑で、乳腺か何かに沿ってなのかどうなのか、赤黒い縞々模様になっている。

針を刺した傷痕も、それぞれ3~5mmくらいはある。

怪我したみたいなもんで、1週間位は抑えるとちょっと痛かった。

(写真は一旦削除していたが、加工しなおして再アップ)

<後日追記>

この縞々ストライプの内出血がずっと気になっていた。

転院後の乳腺外科の担当医に、説明して写真を見てもらった。

血管から組織内に漏れ出た血液が重力により、少しずつ移動していくそう。乳腺などは関係なく、上に残りながら下に移動していっただけでしょうとのこと。

それにしてもこんなに均等なストライプになるって不思議。

再検査の結果

6月初旬、結果を聞きに行った。

小さなしこりは3つともガンだった。

父は10年以上も前に胃ガンで胃を半分以上切除して、その後転移はない。
母も膵臓ガンで手術と抗ガン剤と放射線治療を終えて、経過観察中である。
そんな家系ということもあって、なんとなく心づもりは出来ていた。

しこりは手で触っても全くわからない。

早期で小さいけど、3つが散らばっているので、後の転移のことも考えると全摘は免れないのでは、とのことだった。

現時点の転移なども調べるとのことで、後日にCT、MRI検査の予約を入れた。

残りの検査が終わるまでまだハッキリは決められないが、乳房全摘のほうがよいなら仕方がないと、もうある程度は覚悟を決めた。

ある程度、というのは、どこかまだ実感もなく、無理やり冷静になろうとしているだけかもしれないと自分を疑ってもみたり。

いや、間違いなくこれは現実だ。受け入れて対処していくしかない。

右のなんでもない嚢胞を見つけてもらわなければ、左の小さなガンは見つからなかった。

コロナ事情で病院に行かないほうがよいかもしれないと、検診をキャンセルしようとしていたが、ちゃんと受けておいてよかった。

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