姿勢の調整と深吸気息止めの練習
左乳房なので、心臓へ照射される放射線を少なくするため、深吸気息止めを行わなければならない。
この日のために深吸気息止めを自宅で練習してきた。
深吸気息止め(DIBH)については以下記事。
毎回同じ場所に放射線があたるよう、通常の呼吸状態と深吸気息止め状態の両方を撮影する。
その情報をコンピューターに取り込み、医師が治療計画を立てる。
上半身は裸で台に仰向けに寝る。本番と同じ姿勢になるよう頭の上にあるレバーを軽く握る。
反対の右胸の上に呼吸の状態を確認するマークが置かれる。
目の前に設置されるモニターで正しく胸式呼吸が出来ているか確認できる。
下にある黄色いラインが呼吸に合わせて上下している。
先生がマイクで「お願いします」とコールがかかったら鼻から息を吸う。
鼻からのほうが胸式呼吸をしやすい。
「はい吸ってください」だと反射的に息を吸ってしまうため、自分のタイミングで始めやすい「お願いします」なのだそう。
息を吸うと黄色の呼吸ラインが上の青い目標ラインに重なると緑色に変わる。
青いラインの真ん中あたりで息を止める。
OKコールがでるまで20秒くらい息を止める。
本番はその間に放射線が照射されることになる。
先生に問題なく上手にできているとお褒めの言葉をいただいた。練習してきてよかった。
CT撮影と治療計画の位置決めのためのマーキング
ここまでで30分ちょいくらい。
一旦、台から降りて軽く伸びなどをしてから台に戻る。
撮影自体は、あっという間に終わった。
その後、先生おふたりで左右から体にペペッ、ペペペッとマジックで印を書いていく。
クロスされている箇所には薄いフィルムみたいなシールが貼られた。
保護のためのコーティングスプレーが、花椒(ホアジャオ)の香り。
次回の位置決めマーキングで使用するので、出来るだけ消えないように注意しなければならない。
おふろなどはこすらなければ案外大丈夫らしいが、汗をかくのがあまりよろしくないらしい。
テープは痒くなったりトラブルがあれば剥がしてもよいとのこと。
【診療明細書】放射線治療計画CT撮影
区分 | 項目表 | 点数 |
画像診断 | 画像管理加算2(コンピューター断層診断) | 180 |
コンピューター断層診断料 | 450 | |
CT撮影(16列以上64列未満マルチスライス型機器)胸部 電子画像管理加算(コンピューター断層診断料) 画像電子媒体保存2枚 | 1,020 | |
合計 | 1,650点 4,950円 |
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