乳がん手術、執刀チームの初診

手術に向けての診察

突如のマンモグラフィー検査を終えて再びブレストセンターに戻る。

なので、すでに予約時間の10:30は過ぎている。

受付票を渡してから30分ほどで呼ばれた。

まずは、担当医師と挨拶。

小柄で見るからに賢そうな女性。よくとおる声で丁寧にハキハキと話してくれるので聞き取りやすい。

前日に撮ったエコー画像とともに両乳の略画にガンの位置を書き記しながら、状況の説明を受ける。

もしかして、執刀医と思っている乳腺外科部長は、このチームの長というだけで執刀はしないのかな？

部分切除になるかも

遅れてそのチーム長である主治医が奥から入ってこられた。

パワーみなぎるオーラを感じるが、こんな立派な立場にあるのに威圧的な雰囲気はなく、気さくで明るいお洒落なおばちゃんといった印象。

左胸外側の細かく散らばっている6cmくらいの部分を取るだけでいいかもしれない。

触診でその辺りをつまみながら

Y先生

「ここがなくなって少し上に上がる感じになるけど。」

例のリコール以前のインプラントは、中で滑りやすいので感染症を起こしやすく、10年ほどで入れ替えも必要となるらしい。

いずれにせよ、体内に異物を入れないで済むならそれのほうが良いと考える、とのこと。

確かに、残したところに再発の可能性があることも否定できないが、部分切除の場合は術後に放射線およびホルモン治療もあるので抑えていけるのではないか、とも。

新たなしこりの診断

前にも記したが、全摘が余儀なければの、同時再建選択の理由は、大きく２つ。

部分切除の場合は膨らみが残っているので、ブラジャーをすれば服の上からはわかりにくいだろうとのこと。

ただし！

前日のエコー検査で見つかった該当の左胸内側の小さなしこりに問題があれば全摘は免れない。右胸にも小さなしこりがあった。

これらを再検査するかどうかを再度画像で判定して、必要あれば針生検をするとのこと。

今日検査すれば手術日をずらさず対応できるらしい。

その判断に少し時間を要するとのこと。

この時点でもう12:00前。

12:30くらいに戻ることになってお茶しにいく。

またもや針生検

やはり検査しておくとのこと。

ふぉぉぉ、また検査。

しかも針刺して細胞取るやつ。

前のよりも針は細いはずとのこと。

でも前も、取る時よりも麻酔注射がキツかったんだなー。

麻酔注射一発目、これが痛い。

麻酔は2〜3回は刺してるような気がする。ずっと痛い気がしたまま。

その後の組織を採取する針は麻酔で痛くないが、ちょいグリ感があって恐い。

K先生

はい、じゃあ音がしまーす、

1、2の3っ♪

バチッ

これまた市の検査病院と比較して申し訳ないが、医師と看護師のやり取りにそつがなく、ストレスが違う。

特に市の検査時の「ゆっくりで構いませんので体を拭き終わったら服を着てくださいー。」といわれてウェットティッシュを渡されて体を起こしたら上半身血まみれになっていたのでまあまあビックリした。アザもできたし、その後痛みも続いた。

今日は、針を抜く医師の手と入れ替わりで看護師がグッと「ちょっとしばらく押しますねー」止血で押さえてくれた。

先生のチェックでOKがでたらテープを貼ってその上からガーゼも。

ガーゼは今日明日シャワー浴びる時など濡らさないためのカバー的なものだそう。

テープは1週間くらいで自然にペロッと剥がれるまでそのままでよいらしい。

採取に針を刺したのは、左2回と右3回も。

でも、透けたテープの上からの確認だが、針跡は両乳1カ所ずつポチッとだけ。もちろんアザもない。

来週に最終決定の診察

前よりもマシではあったけど、やはり疲れるのは疲れる。

左の内側にも問題があれば、部分切除は諦めて乳房全摘。

右は問題があれば同日に部分切除。

結果は後日。

【診療明細】マンモグラフィー、針生検、診察、他

また、再度の検査が重なってえらい金額に。
マンモグラフィ、針生検、その他　18,510円

【診療明細書】検査キャンセルで返金

前項の請求から検査キャンセルが出たとかで後日5,190円の返金。

結構こういう感じがしょっちゅうあるのね。

正しい合計は、13,320円