乳がん治療ノート

2回目の通院は形成外科の初診

形成外科の初診

乳房の再建は乳腺外科ではなく、形成外科ということで、転院の初診の際に後日の予約を取っていた。

どうせ待たされるならと、逆にさらに早めに行った。

今回は10分も待たず予約時間よりかなり早めに呼ばれる。

乳房同時再建の説明

目の前のパソコンで、パワーポイント的な資料を使って説明を受ける。

大体の内容は、事前にネットで調べた内容と相違なかった。


ただ、実際の写真はとても参考になった。

乳房全摘出して再建しなかった場合は、肋骨もあるはずだけど、真っ平らより、うっすらえぐれているようにも見えた。

同時再建のエキスパンダーの経過は、徐々に生理食塩水を注射で入れていくので数枚の写真があり、最後に反対の胸と大体のバランスがあってくる。大きいほどそれだけ多く膨らませる必要があるから、重さのことも考えると、巨乳な方よりも少しは楽なのかもと感じた。

シリコンに入れ替えた後は、やはりポコッと自然な形ではないが、おそらくブラジャーして服を着ればわからないはず。

乳輪乳頭再建も、残した場合、皮膚をつまんで作った場合、移植した場合、タトゥーにした場合、それぞれ見ることができた。

いずれにしても、ネットでは決して見ることができない内容であり、特に感染症や壊死の症例の写真は、手術が成功しても気を抜かず、焦らず無理をせず、ケアに努めなければという心づもりができた。

同時再建の方法

あらためて、人工乳房(インプラント)の選択を確認し決定した。

実際の手術としては、乳房切除後にエキスパンダーを入れるのは乳腺外科だそうで、その後の調整とシリコンを入れ替えるまでを形成外科で行うらしい。

乳輪乳頭の再建

乳首が残せるかどうかは、次回の乳腺外科の診察で説明があるだろうとのこと。

残せることになっても、位置がかなり変わってしまうらしい。

術後例の写真は、5cm以上は位置が上にずれていた。
中も皮膚も切って閉じるのだからそりゃそうか。
こんなに左右がずれるなら、ないか人工のほうがよいなと感じた。

自分の再建動機は、
・これから一生毎日乳パッドを入れるのが面倒なこと
・温泉などで他の人に気を遣わせないこと

乳首ならタオルを首からさりげなくかけていれば自然に隠せる。
作らなくてもよいかな、とも思い始めている。

先生に相談しながら考えようと思う。

サイズ計測と写真撮影

乳房の大きさは、残す逆の右側に合わせるとのことで幅と高さのサイズを計った。

幅は写真の計測器で、
高さは分度器が付いてるみたいなものだった。

その後、正面と斜め左右からの写真を撮った。

先生は「何か疑問や相談などあればいつでも来て下さい。」
とのこと。

形成外科の初診はあっという間に終わった。

【診療明細書】形成外科の初診料

診察だけだと安い

区分項目名点数
初再診外来診療料74
合計74点
220円

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