乳がん治療ノート

乳房再建は形成外科

形成外科の診察に向けて

乳房再建の方法は人工乳房(インプラント)を選んだ。

その再建は乳腺外科ではなく形成外科の担当だそうで、来週に初診の予約を入れた。

その前にもう少し基礎知識を付けておきたい。

ティッシュ・エキスパンダー(組織拡張期)

1.乳がんの手術後に、ティッシュ・エキスパンダーを挿入する。

乳がんの手術(全摘術)と同時に(一次再建)、皮膚を伸ばすための組織拡張器であるティッシュ・エキスパンダー(皮膚拡張期)を大胸筋の下に挿入する。

2.エキスパンダーに生理食塩水を注入する。

皮膚を切除するので、そのままでは再建時に皮膚が足りなくなることが多々ある。
約2週間ごとに生理食塩水を追加注入して膨らませていく。

3.エキスパンダーとインプラントを入れ替える。

6ケ月程度で拡張した皮膚が安定し、周辺組織が十分に伸びたら、同じ傷あとを切開し、ブレスト・インプラント(シリコン製人工乳房)に入れ替える手術。

インプラントは丸いラウンド型のはず。

内容物としても、より自然に仕上がると言われていたしずく型のインプラントはリコールで日本への参入が無期延期となっているそう。
(米国Mentor社のアナトミカルインプラント)

乳頭乳輪再建

残せる場合はあるのだろうか?
診察の時に聞くしかないが、どうやら取る可能性のほうが高そうだ。

方法は3つほど。

・乳頭を健側から移植するか皮弁で作成、乳輪の色調はタトゥー(自費)
・乳頭を健側から移植するか皮弁で作成、乳輪は鼡径部からの皮膚移植
・健側と同じ形・色調の人工乳輪乳頭を作成

これから一生、パットとか入れたりするのが絶対面倒臭いと思ったのが同時再建を選んだ大きな理由なので、乳首についてはここまであまり考えてこなかった。

でも、銭湯なんかも行くの好きだし、付けておけるならそれのほうがよい。
見られるのはいいが、見せられたほうは気を遣うような気がするし。

自費でタトゥーまでは考えてない。
これはどうするかなー、悩む。

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