退院の通達
はじめましての形成外科の先生が来られた。
中堅どころの年齢の女性の医師。
バストバンドを開いて患部を確認する。
「問題ないですね。では予定通り明日退院で大丈夫です。」
よっしゃ、前日入院→手術→手術翌日→退院、理想の最短期間。
バストバンドを外す
「じゃあはい、ちょっと背中ごめんなさい、抜きますねー。」
バストバンドをシュルシュルと抜かれた。
え?もう外すの?いいの?
可能性は低いらしいが、出血などまた何かあった時のために保管しておき、退院後の初回外来の際には持参するとのこと。
外すと解放感はあるけど、なんか不安。
傷を見てみる
血や怪我などを見て失神するなんて大げさな、と思っていたがなんとなく理解できた。
手術後の傷口を鏡で見ていたら、気分が悪くなり、めまいがしてきて本当に倒れそうになった。
やばい、やばいやばいやばいと思ってベットに座って深呼吸。
傷口には薄い透明のテープがぴったり密着して貼ってある。
乳首のふもとから脇側まで水平に10cmほどの傷。
センチネルリンパ節生検の傷は、脇下のプクッとした肉の部分は斜めに3cmほど。
左乳房外側は不自然に凹んでいるが、乳輪乳頭を残して内側の膨らみは保っているので、上から谷間をパッと見るくらいなら今までと変わらない。
これで放射線治療を受けて、再発がないのであれば本当に素晴らしい。ありがたい。
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