乳がんを発見した病院では検査終了

転移などについての検査

乳がん発見後に、転移などを調べるため、
先週にCT検査、今週MRI検査を入れていた。

診断の精度を上げるために投与する造影剤の種類が違うため同日に行えないそうだ。

CT検査

これは過去に何度か経験あるが、造影剤を打つのは初めて。

造影剤は点滴の要領で腕に針を刺される。
チューブは途中から二股に分かれ、サランラップの芯ほどの2本の注射に繋がっている。

仰向けに寝ている台が動いて、足から丸いトンネルを入ったり出たり。

頭からお腹の辺りを往復して止まるとマシンの声で、
「息を吸ってください。止めてください。」
動く、止まる。
「楽にしてください。」

何度か繰り返し、今度は看護師さんの声、
「造影剤入ります。ちょっと体が熱くなりますが驚かないでください。
気分が悪くなったりしたら手をあげてください。」

驚くほどなのか？

針に近いチューブからプチュッと音が聞こえた瞬間、右腕が一気に熱くなった。
熱いというより血管に温かいお湯を一気に流した感じ。
次に胴体にくるかと思いきや、すぐに股間あたりが同じ感覚に。
粘膜のほうが血管が多いからそう感じるのか。
確かに何も聞かされていなければ驚くか。

そこからまたトンネルを出たり入ったり。
全部で15分もかからなかったような。
特に気分も悪くならずにあっという間だった。

造影剤を早く排出するため水分をしっかり取るようにいわれて検査終了。

MRI検査

翌週。
MRIは検査自体が初めて。

検査室に入ったらリズムボックスのような音がずーっと鳴っている。

「プシュー・シュピッ・コッ、プシュー・シュピッ・コッ、プシュー ・・・」

なんだかCTよりも雰囲気が物々しい。

検査台はマッサージ店のように顔の部分に穴が開いており、胸の部分は左右に2つ穴が開いている台がハメ込まれていた。

今回は寝る前に針を刺した。先に針だけ入れてチューブを取り付ける。
カールしているチューブはメスシリンダーのようなガラス管に繋がっている。

台の穴にお乳を合わせてうつ伏せに寝る。
針と逆の左手にケーブルの付いたゴム製のエアダスターみたいなものを握らされた。
「気分が悪くなったり、針の部分が痛くなったりしたらボタンを押してください。」

始まる前にヘッドホンを付けられた。
「シャバダバダ、シャバダバダ、シャララ～、シャバダバダ・・・」
フランシスレイ「男と女」のテーマ、ちょっとウケる。
恐くなってきたとこだったので、変な癒し音楽より気が抜けてよかった。
その後はよくわからないが、ポールモーリアっぽい音楽が流れていた。

床が動かないのでMRIは機械のほうが動いているのだろうか。

突然大きな音が鳴った。

ブザー音、地震速報のアラート、電子メトロノーム、巨大扇風機に何か引っかかってる、脱水機が不安定なまんま周ってる、屋台の発電機、・・・

ありとあらゆる種類の騒音が鳴っては止まって繰り返される。
なるほど、だからヘッドフォンなのか。

昔、「ギニーピック」ってあったな。高音を爆音で聞かせ続けて気をおかしくさせるみたいな拷問もの。インド公道のクラクションもちょっと思い出す。

合間にポールモーリアとリズムボックス。
音が変わるたびに「まだなんかいっ」と心の中でつっこむ。

たまに振動も加わって、なかなかのストレスが長く続く。

看護師さんが横まで来たみたい。
「造○剤△×、§Θ□りまΛねー。気分が×Λ☆さい・▽ー。」
ヘッドオン＋機械音が大きくて聞こえないけど、たぶん造影剤スタートのお知らせ。

CTと同じく腕にプチュッ。音じゃなくて感触だったんだ。
投与の体感は特になし。

長かった。所要時間見るの忘れたが30分以上かかったような。
これは疲れた。

この病院では全検査終了

7月初旬の診療日に、CT、MRIでの転移など検査結果とともに、転院の相談予定。

以下、今までの乳がんに関する全検査。

• 市のがん検診でマンモグラフィ
• 再検査でエコー
• そのままコア針生検マンモトーム
• 再度の血液検査
• CT検査
• MRI検査

【診療明細書】CT、MRIの検査料

CT検査

MRI検査